アーティストがしてはいけないこと

 いつも絵を描いていて息詰まると、過去のうまくいった作品を見てどこがよかったか、今の作品のどこがよくないのか考える。

でもたいていそれではうまくいかない。過去のイメージにとらわれて今のイメージと混ざって結局めちゃくちゃな画面になる。私の記憶では、池田万寿夫氏がある著書の中で、「画家は過去の作品の成功イメージを追ってはいけない」というようなことを書かれていたように思う。でも私は池田氏のようなすごいアーティストではない。

下の絵はBanquet, Acrylic and pastel on canvas, 36"x47", 2015

筆遣いがちょっとぎこちなく過去のやり方にとらわれているような。でもこの作品を仕上げた自分を認めよう。この絵のメッセージのように。今日は頑張った。明日は一歩前進。

羊毛

先日六甲山牧場に行ってきました。羊、牛、ウサギ、馬、豚がいます。牧場は市街地より高いところにあるので、とても寒く、自然を楽しむどころではなかったので工房の中にはいりました。下の写真の羊をそこで取れる羊毛で作りました。たった20分でできました。とっても簡単なのと親切なインストラクターの方がいるからです。触ってみるとあったかくて幸せな気分になります。

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今日

突然、今日という日は二度と来ないんだと気付いた。いつも物事を延ばし延ばしにしたり優柔不断になりがちだ。決められないのはいいが、少なくともできることやすべきことがわかっていることは後回しにしないようにしたい。今年はそれを実行したい。朝起きると、新しい日が来たんだとわくわくするだろう。下の絵は"Awakening", 13.3"x18", Acrylic and pastel on canvas, 2015.

2015

新年の決意はされましたか?

昨年はできるだけたくさんの絵を描こうと決めました。母が亡くなりとても悲しかったですが、絵があったから乗り越えてこれたと思います。 

今年は今までより多く作品を発表したいです。

下の作品のタイトルは New Dawn (Acrylic and pastel on canvas, 36"x47") です。闇の中でも光を見ることができるのです。そして夜明けは必ず訪れます。又、今年の始めに当たり、お喜び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。 

美術手帳

美術手帳7月号Tokyo Art Navigationのページに絵を紹介していただきました。とても嬉しいです。どうもありがとうございます。

上野の森美術館

下は今年出品させていただいたO美術館で開催された芸術祭の写真です。(右端)2015年上野の森美術館ギャラリーの芸術祭に出品させていただくことになりました。アートイマジンの皆様ありがとうございます。

インスピレーション:Green Green Green

母は5月6日に亡くなりました。去年の11月から介護をしていましたが、月日はあっという間に過ぎてしまいました。母がいなくなり本当に寂しいです。

親の介護は辛いものと思っていましたが、母と過ごした時間は本当に楽しかった。お正月、母の誕生日のお祝いをしたり、雪を見たり、庭いじりをしたり、花見をしたり、料理をしたり。母とは離れて暮らしていたので、母との生活は貴重な思い出となりました。  

母は気丈な人で泣き言一つ言わなかった。私のほうが力をもらっていました。母のようにいつも強くなどなれないと思う。

母は自然に生きてちょうど桜が散るように静かに去っていきました。ちょうど桜が散った後、緑が茂るよう、母が去ったころ、あたり一面緑のシーズンでした。まるで、母がいつもそばにいるよと言っているようでした。緑は生命の象徴。母は地上から去りましたが、生命やスピリットは永遠だと信じたい。

下の絵を最愛の母からインスピレーションをもらって描きました。母もアーティストでした。この絵を母に捧げます。

Title: Green Green Green, Acrylic and pastel on paper, 13"x18", Kikuko Sakota, May 22, 2014.

トーキョーアートナビゲーション

5月15日からトーキョーアートナビゲーションの公式フェイスブックで今週のアーティストピックアップで紹介していただいています。トーキョーアートアートナビゲーション編集部の皆さんどうもありがとうございます。リンク先は以下の通り。

https://www.facebook.com/TanCompe

Spring Song

インタビューで、描くときになにかイメージがあるかと聞かれた。答えはイエス。

時折、何の考えもなしに思いつくまま筆を動かすと、よく失敗する。キャンバス上をよく見て、その空間に何が必要なのかを読み取る。けれど基本的に、考えてる絵のイメージを明確にする。

下の絵のタイトルはSpring Song, 13"x18", (インチ)Acrylic and pastel on canvas.

初めから黄緑とピンクを使ってソフトな筆づかいで静かで繊細な春の歌が描きたかった。

スカイプのインタビュー

Katie Adler が彼女の番組でアーティストゲストとして招待してくれた。

モデレーターがとても上手だったので、意外とうまくしゃべれた。

まさかわたしがインタビューされるなど思わなかったが、聞いてくださる方に話すことってあるんだと思った。

 Katie 、そしてリスナーの皆さんどうもありがとうございました。

Katie Adler のインタビュー

さくら

毎年春の訪れるころに、さくらの絵を描くことがある。

下の絵は2008年の作品。抽象画を描こうとは思わず、花びら、枝や幹が青空のもと日差しを反射しているところを描こうとした。さくらはよく描かれるテーマなので、自分なりの解釈で方法で描きたかった。このころから筆やパステルの方向、力や使い方を意識しだした。

Sakura, Acrylic and pastel on canvas, 2008, 21"x18", Kikuko Sakota Art, http://www.kikukosakota.com/

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毎日ブログする

英語でもブログを書いていますが、外国人の英語を読んでくださる読者に感謝しています。

たしかあるアートコンサルタントが毎日ブログするのが良いブロガーになる秘訣だといっていました。

また紙を使って描いたが、今度はちょっと固い感じになっている。気軽に描こうとしたが入りこんでむきになってしまった。

感じたことを絵にした。とても単純。鳥のように飛びたい。そらを両手で抱えてみたい。

Title: Wish I Were A Bird, Acrylic, pencil and pastel on paper, 18"x21", Kikuko Sakota

Kikuko Sakota Art http://www.kikukosakota.com/

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直観

たいてい絵を描くときはキャンバスをつかうが、気軽に日記を書くように描くときは紙を使う。正直、筆を強く押し付けられるので、キャンバスのほうが好きだ。

今日は3月1日で春の予感。何かわくわくする。何か新しいことが訪れる予感。

Title: Coming Soon, Acrylic and pastel on canvas 21"x18" Kikuko Sakota, 2014,

Kikuko Sakota Art http://www.kikukosakota.com/

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製作中の作品:4日目(完成)

今週は集中できなかったので今日は絵に専念した。前回までは画面に動きと原色の葛藤があった。「意志の力」を描きたかったが、自分自身が優柔不断なので、それはやめて気持ちの赴くままにした。

人には強い面と弱い面があると思う。今日の私は弱く意志が弱いようだ。

タイトル:Girl, 18x21インチ、アクリル、パステル、キャンバス, http://www.kikukosakota.com/

タイトル:Girl, 18x21インチ、アクリル、パステル、キャンバス, http://www.kikukosakota.com/

金メダル

日本が男子フィギュアすスケートで金メダルをとった。羽生選手のエネルギッシュなパフォーマンスと金メダルへの道のりに感動した。

東北の震災で自宅が倒壊し、スケートをあきらめかけたが困難を克服し、メダリストになった。

また、彼の言葉にはっとした。「金メダリストになったのは被災地復興への第一歩。」と。